ノエイン もうひとりの君へ

赤根和樹さん監督(および原作、シリーズ構成)作品である「ノエイン もうひとりの君へ」を観た。久々に面白いアニメだった。
http://www.noein.jp/
赤根さんといえば「天空のエスカフローネ」の評価の高さが異常だが、僕は劇場版しか観ておらず、それほどのめりこまなかった。僕と赤根作品の出会いは「ヒートガイジェイ」で(これは同時に結城信輝さんの絵との出会いでもあるわけだが)これにはグッときた。ストーリーというよりもただただカッコ良いアニメという感じだったが。
この「ノエイン もうひとりの君へ」はキャラクタデザインに岸田隆宏さんの名がクレジットされている。実質はアニメーションディレクタに近い役割まで果たしていたらしい。

―― 先ほど「今の流行りから外れたものをやりたい」と岸田さんが言っていたという話題が出ましたが、赤根さんも現在のアニメの主流に不満があるんですか。それは内容面? 映像面? それとも、両方なんですか。
赤根 いや、映像面ではとてもクオリティが高くなって、自分が学生時代観てたものから比べると、ずっとよくなってますよね。アニメーターの腕も上がっているし、精度も上がっている。それは岸田さんも言っているんですよ。「画は凄いよね。でも、魂がないよね」って(笑)。そういう言い方をよくするんです。だから、少々画が乱れても、魂のこもったものを作れないのか、という事なんです。
赤根監督に訊く「メイキング・オブ・ノエイン
http://www.style.fm/as/13_special/mini_060214.shtml

12話「タタカイ」における白土三平っぽいカラスとフクロウの戦闘シーケンスは異常な気迫。
バックに流れる多世界解釈についてはあまり深く考えずに楽しむが良いと思う。ひさしぶりのヒット。ヒートガイと共通する点は「アツいアニメ」だってことか。

  • 鉄腕バーディー DECODE
    • 古いんだけどこのメンバーならもっと新しいことできるよなー。2話からやるつもりなのかなー。そうしないと勿体無いよなーと思いつつ見てた。

いま、一番気になる2008年夏期放送開始の新作アニメを完全チェック!! - 君に届けテレパシー
http://d.hatena.ne.jp/WAFL/20080716/p1

激しく同感。赤根和樹、大野木寛、出渕裕佐山善則りょーちも(敬称略)ってどういうことよw