2009年のテレビアニメ感想

昨年、Nさんに2009年のまとめとして読んだ本についてでも話をしようと問われて、ここ1、2ヶ月に読んだものしか思い出せなかった。色々と名前は挙がるのだが2009年に読んだのかどうかが定かではない。やはりどこかに書いておかないと忘れるようだ。
というわけで、2009年に観ていたアニメについてまとめておく。ちなみに2008年は「とらドラ!」と「マクロスF」のツートップ。
2009年は去年と比べて全体的に突出して面白いものはなかった。「化物語」「真マジンガー 衝撃! Z編」は中でも好きであった。「東京マグニチュード8.0」はとんだ大穴。油断していたらやられた。実は「東のエデン」をまだ観ていないが、総括としてはあまり影響ないと思われる。
以下、各論。


リストはWikipediaから得た*1。以下、五十音順。

2009年上半期の百合もの代表。某所ではトップであったらしい作品*2
僕としては杉本先輩が全く好きになれなかったためいまいち感情移入できず終いだった(感情移入ってどういうことだ?)。終盤で杉本先輩がそもそも完璧キャラではないことが全開となり、もう少し早くこの展開になっていれば良かったのにと思った。
ふみちゃんの眼鏡っぷりと、鎌倉感は良い良い。ちなみにOPは我らが幾原邦彦さんの手によるものだそうな!

なんだかよくわからんが、なんだかよくわからんアニメだった。実はまだ2の終盤を観ずにおいてある。割合にルール無用な感じが煮え切らないのだなあ。操緒か奏でかはっきりしろ。というか、したか。でも、そこは操緒だろ(個人的好み)。どうでも良いが、ラクロアと言えばSDガンダムな世代。

全然期待していなかったが素朴に面白かった。こういうアニメが混じっているとバランスとれるな。最近萌えものが多いので。

前作に引き続き良作。なんだかほっとする。

第1話でしてやられた。すぐさま本屋に原作を買いに行ったが売り切ればかりであった。結局アニメというよりも漫画で読んでしまったが、基本的に第1話が全てであった。元々読み切りであったらしい。それ以降も十分に面白いが、どうしても第1話の引き際の良さっぷりに適わない。
ちなみにNさんにも漫画を読ませてみた。作中で主人公が気味の悪いキャラと見なされている割に、絵をみるかぎり普通に可愛いことにご立腹であった。

栗本薫さんが亡くなり、あまりにタイムリーなことになってしまった作品。アニメとしてのクオリティも良くて気に入って観ていた。が、そんなことより「十二国記」の続きやってくれ。ちなみにアニメは当然のことながら途中で終了。再来期あたり「銀の海 金の大地」でもやらんかな。
栗本薫さんといえば「魔界水滸伝 外伝」。菊地さんの「魔界都市ブルース」「魔界医師メフィスト」と同時期に読んだ。それにしてもクトゥルーがモチーフで舞台が戦国時代で挿絵が永井豪って濃すぎるだろ。

あだち充の王道すぎるあだち充アニメ。普通に面白い。なんだか観てしまうのだなあ。

2009年、何かと話題になったアニメ。そして第二期の制作が決定したそうな。僕としては途中で飽きて観るのをやめてしまった。最後にかけて盛り上がったのだろうか。

中身ないない。僕には堀江さんのがんばりがすべてです。

結局最後まで観てしまった。浅倉大介さんが音楽担当。これもなんだかよくわからない。未完のライトノベルを原作とするアニメも最近多いが見終わってから「なんだかよくわからない」感にとらわれることが多い。各巻に盛り上がる場面を入れる必要があり、キャラも設定も立っているため、アニメ化しやすいのはわかるが全体としての統一感に欠けるのだよなあ。

下半期の百合代表。ぴんとこなかった。朱宮くん*3が一番良かった(ぉい)。オタクキャラにして主人公と並ぶ第二の眼鏡っ娘「蒼井あずさ」の痛さが尋常ではない。この痛さを余すところなく描ききった点は大変評価したい。

SFが読みたい! 国内篇」で第三位になったりしたらしい。原作を読めばまた違う観想になるのだろうか。ごった煮感は良いのだがアニメで観るとなんだか収まりが悪い。こういう話は活字媒体の方が向いているのかなあ。思ったより、のめりこめなかった。

言わずと知れた今川泰宏さんの作品。その名は・・・!!今川さんがマジンガーと聞いてかなり期待していたが、期待に違わぬ馬鹿っぷり・・・もとい、突き抜けっぷりであった。ストーリー?まあ、気にするな(笑)
ジャイアントロボ鉄人28号マジンガー*4など今となっては泥臭いデザインのメカたちをこれだけ格好良く観せられるというのはやはりさすがです。

ムント。天空のエスカフロ・・・なんですか?これといって目新しい感じはないのだが、キャラクタデザインや演出は好きです。コンパクトだし、アニメに親しみのない人が観るには最適かも。個人的にはユメミの制服のスカートの短さが気になってしかたがなかった(良い意味で)。

強力な面子による鉄腕バーディーアニメ版の2期目。作画崩壊か!?と話題になったりしていた例のアニメです。今回はストーリーもちらっと凝ったものになっていて良かった。でも僕としては「ノエイン」には及ばずだと思う。

とある魔術の禁書目録」の外伝的作品。前作より以前の話という位置づけ。キャラクタアニメになってしまっていて残念。

大穴。観るなら予備知識なく観るべし。電車内で観ていていろんな意味で死にそうになった。というか号泣しかけて途中で止めた。あれは半ば反則技だろ。

住吉良いよ、住吉!(変態)以上!

はじめどうなのかなー、と斜め上から観ていたのだが、普通に面白かった。演出も僕好みでした。ストーリーに関しては何が面白かったのかと問われるとアレなのだが、何となく楽しめたよ(まったく役に立たない感想文)。
原作を読んでみたい気もする。そういえば「クビキリサイクル」も読んだことないのである。

観はじめる前、河森関係ということで期待したい気持ちもあったが、設定からしてアレな雰囲気を出していた作品。観てみると実際アレであり、結果、最後までアレな感じだった。

面白かった。前半の雰囲気では健全なスポーツ漫画かと思いきや後半違う展開をみせた。あっさりした印象もあるが、毎回楽しんで観られた。

おっさん萌えなアニメ。実写の連ドラを観ているようであった。
格好良いおっさんという、日本人が演じれば半ばファンタジーになってしまうものをアニメという媒体によって実現したとも言える。
実際日本にも格好良いおっさんがいないわけではないのだが。三船敏郎とか、勝新太郎とか、仲代達矢とか・・・ってか例えがあまりに濃ゆいな。古いし。草刈正雄さんとかかなあ。

ここに記していないものも1、2話目あたりは一応一通り観たが、それ以降はやめてしまった。どうでも良いことだが、「ミラクルトレイン大江戸線へようこそ〜」も1話目は観ました。2倍速で。