終りなき索敵

谷甲州さんの航空宇宙軍史のひとつの集大成である「終りなき索敵」を読んだ。ちなみに星雲賞受賞作。

終わりなき索敵〈上〉 [航空宇宙軍史] (ハヤカワ文庫JA 569)

終わりなき索敵〈上〉 [航空宇宙軍史] (ハヤカワ文庫JA 569)

航空宇宙軍史は全部読んだわけではなく手に入ったものから読んでいるのだけれど、「惑星CB-8越冬隊」と並んで他の作品群とは異なる雰囲気を持っている。
上巻を読んでいるときは「ありがちなストーリーだなー」と思っていたが、下巻において戦士ダムダリが登場するあたりから心象が変わってきた。面白かった。そして、ムルキラ!個人的に火の鳥と比べるのはどうかと思うのだけれどなー。
いわゆる航空宇宙軍史と言えば、「惑星CB-8越冬隊」と「終りなき索敵」は少し傾向が違うのかもしれないけれども、僕はこれらも気に入ってます。「惑星CB-8越冬隊」はSFを人(普通のw)に勧めるときには推したくなる。