神秘学オデッセイ

高橋巌さんと荒俣宏さんによるスーパーマニアック対談。

神秘学オデッセイ―精神史の解読 (1982年)

神秘学オデッセイ―精神史の解読 (1982年)

そもそも本それ自体のデザイン(中身の)が僕好みだったので外れることはないなと思っていたが、実際面白かった。知識がおっつかずに理解できない部分も多かったし、僕の意見とあわない部分もあったけれどもとても勉強になって面白い。
社会の教科書(かそれともそれについてくる図録集みたいなやつ)のような感じもあって、ここから興味のわいたところを掘り下げるというのは中々良い気がする。といういくつも気になるトピックが矢のように流れていった。もっと若いときに読みたかったな。
古書で買ったのだが帯付きで、その帯に「普通の本5冊分の内容!」と言ったようなことが書いてあった。中々うまいこと内容を表現している気がする。
なんとなく澁澤龍彦さんの「秘密結社の手帖」から「ハヴァリア幻想教団」(イルミナティ)に関する小節だけ読み直した。