時間蝕

時間蝕 (ハヤカワ文庫JA)

時間蝕 (ハヤカワ文庫JA)

「渇眠」「酸性雨」「兎の夢」「ここにいるよ」の4編からなる短編集。なんか見たことあるタイトルがあるぞと思ったら「鏡像の敵」という短編集と作品がかぶっているらしい。
「鏡像の敵」は「渇眠」「兎の夢」「ここにいるよ」「痩せても狼」「ハイブリアンズ」「鏡像の敵」の6編収録とのこと。僕はわりと「酸性雨」はある意味では神林さんらしいけれどピンとこない部分もあったので「鏡像の敵」をお勧めする。というか「時間蝕」は絶版なのかな?
「渇眠」「兎の夢」「ここにいるよ」はどれも神林長平ならではのアイディアに基づいていてとてもよかった。