パズルでめぐる奇妙な数学ワールドふたたび
イアン・スチュアート「パズルでめぐる奇妙な数学ワールド」を読みおわった。章によって面白さがまばらだが楽しめた。知っている話も中には見受けられる。*1個人的には"推理の入れ子はどこまでつづく?", "世にも悩ましき家具移動", "海賊版「多数決の原理」"あたりが面白かった。こういったパズルの本は単に問いと答えではなく一般化できる考え方を提示しなければ面白いものにはならないと思う。
しかし本の装丁と中の構成が少し気になった。訳書からなのか、囲み記事が囲みでなくなっていたりする。横書きと縦書きの違いから、こういったことが難しいのはわかるが、ちょっと残念。
- 作者: ダンシモンズ,Dan Simmons,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/07
- メディア: 単行本
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「イリアム」はとっくに出ていた(発売日を2重に間違えてた)購入したがまだ読んでいない。理由はいくつかあるが、
- 読んでしまうのがもったいない(個人的理由)
- 2部作なので「オリンポス」が出るのを待つべきだろうか?
- すごく重い(筋力的理由)
といった具合。たぶん、読んじゃうけども。
http://www.francois-baranger.com/paintings/ilium1.htm
*1:つまり、ガードナーが取り上げた話。