ダークナイト
観に行った。ほとんど公開終了間際で、新宿ジョイシネマだったからか、がらがら。
日本語だとわからないが、原題はThe Dark Knight。超映画批評でも97点という点数をたたき出しており、バットマン好きとしては観にいかざるを得なかった。
歴代バットマン映画最高成績にして最高傑作
超映画批評『ダークナイト』97点(100点満点中)
http://movie.maeda-y.com/movie/01153.htm
前回の「バットマン ビギンズ」に引き続きクリストファー・ノーラン監督のもと製作され、相手方はジョーカーである。ジャック・ニコルソンがジョーカーを演じたティム・バートン監督作とはストーリー上まったく関係ない。ちなみに地方検事ハーヴェイ・デントの名前があることからもピンとくるかと思うが、彼も後半で物語の構成上重要な役割を果たす。*1
前作は僕の中ではいまいちぱっとしなかった。はっきりと理由を挙げることは難しいのだが、なんだかぱっとしなかった。
今回も僕には同じ「ぱっとしなさ」が残った。楽しめなかったわけではない。150分という長丁場だが飽きることはなかった。ただ何か足りない。前作、その理由は敵方にあるのではないかと思っていた。しかし、今回そうでないことは明らかだった。
ヒース・レジャーのジョーカーはすばらしかった。わざとらしすぎず、そしてすごい楽しそう。「ダークナイト」の魅力は彼のジョーカーに尽きる。彼には是非ともアーカムから脱走して頂いて、また楽しませて欲しかったが、残念ながら亡くなってしまった。*2
まとめると、ジョーカーの楽しそうな殺しっぷりだけで十分お代に見合ったものである。僕以外の人も違和感を感じるかといえば、ティム・バートンさんのバットマンに思い入れがなければそうでないかもしれない。原作にはイメージが近くなったようだが、なんだか007のときのようにスゴク良い!とは思えなかった。
結局、バットマンがいまいちカッコ悪いからかもしれない。