アイ・アム・レジェンド

リチャード・マシスンの「地球最後の男」の映画化らしい。原作は未読だが、Wikipedia等々でストーリィは読んだ。

アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組) [DVD]

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映画には二通りのエンディングがあり、原作に近い方はDVDなどに収録されている。そちらもYoutubeで観たが、どっちみちアレな映画だった。原作に近いラストにがっちりはまるように造りこめば「ミスト」のようなある意味突っ込んだ映画になっただろうに。劇場公開されたエンディングではストーリィとは関係のない虚しさだけが残った。
個人的には、映画の尺から言っても、ウィルスにより変質した人間たちが、マシスンの描いたような「吸血鬼」ではなく、コミュニケーション能力をもたないクリーチャアとして描かれたことは良かったのではないかと思うが、それを補う説得力や説明力が、あのどっちつかずのストーリィ展開にはなかった*1
以下、軽くネタバレだが、もっとも本質的な一言。
ってか主人公、地球最後の一人じゃねぇ!他にもいっぱいいるし!しかも人間村を発見した方法が、勘(神からのメッセージ)って何だぁー!

*1:同じようなことを何度も試みては失敗しているのが河森さんw