SF小説を語るのに全てのSF小説を読む必要はあるか?

というような主題をエントリのタイトルに持ってきた場合、読み手は暗黙のうちにその結論を「ない」と予測するだろうか、それとも「ある」と予測するだろうか。
このようなエントリが本当にただ単に誰かに答えて欲しいがためのものとは思えない*1ので、本文には書き手の結論が書かれているだろうと考える。となると、やはり反語的にとらえて「ない」というのが普通だろうか。

だから、もし本当にSF小説を語りたいなら、読むのは一冊(多くて二冊)で良い。但し、それは重要な作品である必要がある。そして、それが重要な作品なのだということを、しっかり感じながら読む必要がある。それさえできれば、あなたは自信を持って、SF小説について語ることができるだろう。
SF小説を語るのに全てのSF小説を読む必要はあるか?
http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20080518/1211038930

僕は1冊でも100冊でも好きなだけ読み、語ればよいと思う。お互いに幸せに語り合える相手を探すことのほうが難しい。
語るにあたってSF(もしくはその一部)に関する博物学的な結論を導きたいのであれば、100冊でも少ないかもしれない。

*1:僕はたまにそういうことをするが。