沈黙のフライバイ

野尻抱介さん*1の「沈黙のフライバイ」を読了。これもSさんからのいただきものなのでちゃんとメモしておく。

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)

野尻さんは収録されている「大風呂敷と蜘蛛の糸」で今年の星雲賞日本短編部門を受賞されており、これで4回目の受賞です。(ってか、「太陽の簒奪者」で短編・長編で2回受賞しているよ)
「太陽の簒奪者」は既読だったので、これが2冊目。ギャラクシー・エンジェルのシナリオを書いたこともあるらしい。ロケットガールもアニメ化されたしね。
そこで内容だが、普通だった。「沈黙のフライバイ」は(野田司令*2は気に入らなかったようだけれど)僕は好きです。「轍の先にあるもの」は純粋に小惑星探査の面白さを伝えようとしたもので、あまりないタイプのSFになっている。「大風呂敷と蜘蛛の糸」も最後のシーンが良いなぁ。と、結局ほめている。
しかし、現状でハードに宇宙活動について考えると、結局はコスト(と安全性)の問題になるのかね。

http://www.jaxa.jp/article/interview/vol33/index_j.html