魂の駆動体

魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA)

魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA)

僕が幾分前に神林長平さんの「魂の駆動体」を読み終わったとき、ちょうど目の前にいたので彼女に貸したところ、好評であった。
彼女は小難しい話とか現実味のない話だとかが、つまりはSFなどあまり好きでないと思っていたのだが。いまだに予期せぬものが気に入られたりするのが嬉しい。

名称を決めることはそれくらい重要だ。ものの名前というのはほとんど命だ、と僕は感じている。名前の悪いものは、絶対に良いものにはならないのだ。
http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/12/post_1593.php

僕は神林長平さんの小説の、荒唐無稽さが普通の荒唐無稽さでないところが好きだ。斜め上をいく。それに、出てくるキャラクタの名前もとても良いものが多いと思う。