ウロボロスの波動と蒼穹の軌道爆撃隊

林譲治さんの「ウロボロスの波動」と谷甲州さんの「蒼穹の軌道爆撃隊」を結構前に読んだ。Sさんがブックオフに売るつもりだったけれど、読むならあげるよ、ということでいただいた。初・林譲治

ウロボロスの波動 (ハヤカワ文庫 JA)

ウロボロスの波動 (ハヤカワ文庫 JA)

蒼穹の軌道爆撃隊 (C・NOVELS)

蒼穹の軌道爆撃隊 (C・NOVELS)

ウロボロスの波動」は長編「ストリンガーの沈黙」へと続く連作短編。バリバリのハード路線。けれど僕の好みとしてはちょっとドラマに欠ける。でも「ストリンガーの沈黙」は読んだほうが良いかなあ。知性体の情報伝達に関するアイディアはさすが、面白いなあと思ったけれど。
谷甲州さんの「蒼穹の軌道爆撃隊」は見てのとおりの内容で、冒険小説。深さがあるかと問われれば、どうかと思うが、漢(おとこ)な感じ。
というか、中国の衛星破壊とそのスペースデブリについてのニュースをみて、「これなんてSF?*1」と思った人は俺だけではなかろう。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070202_debris/

*1:プラネテスもそうだが、それ以前よりこういう兵器のアイディアは自然にあったのだろうなあと思う。