ウロボロスの波動と蒼穹の軌道爆撃隊
林譲治さんの「ウロボロスの波動」と谷甲州さんの「蒼穹の軌道爆撃隊」を結構前に読んだ。Sさんがブックオフに売るつもりだったけれど、読むならあげるよ、ということでいただいた。初・林譲治。
- 作者: 林譲治
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: 文庫
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- 作者: 谷甲州
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1993/07
- メディア: 新書
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「ウロボロスの波動」は長編「ストリンガーの沈黙」へと続く連作短編。バリバリのハード路線。けれど僕の好みとしてはちょっとドラマに欠ける。でも「ストリンガーの沈黙」は読んだほうが良いかなあ。知性体の情報伝達に関するアイディアはさすが、面白いなあと思ったけれど。
谷甲州さんの「蒼穹の軌道爆撃隊」は見てのとおりの内容で、冒険小説。深さがあるかと問われれば、どうかと思うが、漢(おとこ)な感じ。
というか、中国の衛星破壊とそのスペースデブリについてのニュースをみて、「これなんてSF?*1」と思った人は俺だけではなかろう。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070202_debris/