美女か野獣か?

レイモンド・スマリヤン「数学パズル 美女か野獣か?―楽しみながらゲーデルの謎にせまる」を読んだ。スマリヤンのいつものやつです。
内容は他のと比べても(例えと構成が違う)僕は好きで面白かった。とりあえずざっと最後まで目を通した方が挫折しにくいかもしれない。
問題は翻訳で、かなり良くない。*1加えて誤植が多い。幸か不幸か論理の本なので間違いを判別しやすいが、公理に誤植があったりするのは致命的すぎる。
それでもやはり装丁は結構気に入ったし、良書だと思う。読み通した後の最後の一文は感動的。

*1:「君はどうして今夜泊まらないんだ?」