時をかける少女
Time waits for no one.
監督が細田守さん、キャラクターデザインが貞本義行さんによるアニメ映画。原作はもちろん筒井康隆さんのアレだが、舞台はまったく変わっている。
僕はまだ観ていないので何とも言えないのだが、それなりとの評判高い「ブレイブ・ストーリー」とかなり(マズい)との評判高い「ゲド戦記」。そんな中、「時をかける少女」は評判が良かったため、観に行った。
上映館は都内ではテアトル新宿だけか。
http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/
日曜の午後の回だったのだが、結構な人の入りで立ち見が出ていた。見に来ている客層は色白い痩身の男性(つまり僕の亜種)が多かった。途中、中盤に幾度か劇場内に笑いがもれるようなこともあった。実際僕もすこしふいた。最後号泣している女性がいたが、僕は泣かなかった。
ずば抜けてはいないものの、良くできているし、面白かった。妙に説教くさかったりしないし、たいていの人にとっては少なくとも払った金額に見合ったものを提供してくれると思うので安心しておすすめできる。じわじわとした良さのある作品。
http://movie.maeda-y.com/movie/00760.htm
http://blog.neoteny.com/eno/archives/2006_07_post_135.html#000810
なにしろ主人公(女子高生)の等身大っぷりがすごい。「時をかけなければ良かった」というような後ろ向きな台詞が出てこない*1のは本当にすばらしい。
*1:あったかもしれないが僕の記憶にない。